ShogiHomeの導入については前回記事を参照。
棋譜の入力
棋譜は普通に将棋盤をポチポチすれば入力していける。 対局者の情報とかを入力したい場合は「棋譜情報」タブから。
ただ、一から手で入力していくのはけっこう大変で、棋譜並べや検討が面倒くさい一因となっている。
でも今はいい時代で、ネットで簡単に棋譜を入手できる。
プロ棋戦の将棋なら、将棋DB2で見つかることが多い。
検索して並べたい棋譜を見つけたら、その棋譜のページを開き、「棋譜の書き出し」にある「KIF形式」のボタンをクリック。 するとダイアログに棋譜が表示されるので、それをコピーすればいい。
将棋ウォーズで指した将棋は、SHOGI-EXTENDの将棋ウォーズ棋譜検索を使うといい。
検索で一覧が表示されたら「コピー」ボタンで棋譜をコピーできる。
余談だけど将棋ウォーズ棋譜検索だとプレイヤー情報から戦法ごとの勝率とかも見れるので面白い。
コピーした棋譜は「編集」メニューの「棋譜・局面貼り付け」で貼り付けたり、「ファイル」ボタンを押して表示される「貼り付け」ボタンで貼り付けたり、あるいは単に貼り付けのショートカット(macOSの場合は「⌘+V」)でも貼り付けられる。
棋譜の解析
一局を通しての形勢をざっと見たいときには、棋譜の解析を使うといい。
「解析」ボタンを押すとダイアログが表示されるので、使う思考エンジンと1手あたりの思考時間(必要なら他の項目も)を指定して、「解析実行」を押す。 すると1手ずつ解析が走り、「評価値」タブ(もしくは「期待勝率」タブ)に各局面での評価値が表示される。
ちなみに自分はとりあえず1秒で解析してる。 けっこう時間かかるし、ちゃんと検討するときには次の検討機能を使うので、解析は検討する局面のあたりをつけるのに使うくらいがいいと思うので。
局面の検討
局面を検討したい場合、「検討」ボタンを押す。 するとダイアログが表示されるので思考エンジンと1手あたりの思考時間を指定し、「検討開始」を押せばいい。
検討すると次のような感じになる:
「読み筋」タブに評価値と候補手が表示され、盤面には候補手の上位が矢印で表示される。 ちなみに「評価値」タブのグラフも必要に応じて更新されているっぽい。
各候補手の読み筋は「再現」ボタンを押すと別の将棋盤で表示されるので、そこで並べて確認することもできる。 より細かく検討したい場合は「棋譜に挿入」ボタンで分岐を追加するとよさそう。
検討は「検討終了」ボタンを押さない限りずっと走っているので、次の手に行ったり分岐の手を指したりしてずっと検討を続けることができる。 一時的に止めたい場合は「停止」ボタンを押しておくといい(再開したい場合は「再開」を押す)。
あとは局面にコメント書いたりもできるし、面白い機能として「しおり」をつけておくこともできる。 書籍とかで「第1図」とかなっているのをしおりとして設定しておくと分かりやすい。
局面図の出力
ちなみにShogiHomeでは局面図の出力もできる。 これはブログなどで将棋を紹介したいときに便利。
「ファイル」メニューから「局面図を出力」を選んだり、「ファイル」ボタンの「局面図」ボタンを押すとダイアログが表示されるので、そこで設定を調整して局面図を出力できる。
いやー、出力がキレイ。 いい時代になったものだ。